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はじめに

ステップは、2011年4月から被害者支援の一環として、神奈川県初のDV加害者更生プログラムを始めました。
現在グループワークは火・水・木・金・土・日曜日に9グループ開講されており、参加者は毎週2
時間ずつ、1年契約で学んでいます。
また、DV加害者のパートナーである被害者も、毎月1回学んでいます。


DV加害者更生プログラムを立ち上げた理由
ステップでは、DVホットラインによる全国からの電話相談を行ってきました。
寄せられるDV被害者からの相談で、
「夫又は妻から暴力をふるわれていますが私はどうしたらよいでしょうか?」
との質問をいただきますが、答えは逃げるか我慢するかの二者択一しかありませんでした。


そこに、もう一つの選択肢を付け加えたいと思ったのです。
それは、
加害者に変わってもらう考え方です。

シェルター等でDV被害に遭った人たちを保護しても、加害者は野放し状態です。
残念ながら、日本のDV法ではアメリカのように逮捕に至りません。
加害者となったパートナーがDVをやめれば、せっかく築き上げてきた大切な家庭を失わなくてよいのです。
そして、被害者たちもDVによって失った自分らしさや自信を、もう一度、パートナーの協力を得てとり戻して生き直せるのです。


加害者の変化
たとえば、妻に逃げられ、あるいは離婚をつきつけられて、危機的状況の中でステップを訪れたDV加害者たち。
そこで見せる彼らの状況は意外なものでした。

9割の加害者は父親から虐待を受けていました。育った家庭のなかでは、父親は家族に自分の主張を伝える手段が暴力だったのです。そんな環境で育ち、妻の行動が気にいらない時、暴力以外に妻に自分の気持ちを伝える方法を知らずに家庭を持ってしまったというのです。暴力以外に自分を伝える方法を教えて下さいと泣き崩れる加害者もおります。

ステップを訪れた当初は、「自分だけでなく妻も悪い」と、なかなかDVに気付かない加害者がほとんどですが、彼らも3ヶ月ほどすると、自分がDV加害者だと新たな気付きが始まります。
そこからDVの原因である歪んだ価値観から正しい価値観への張り替えが始まります。



加害者の変化の事例
《事例 1》
家出をした妻と子供が、すっかりDV、ギャンブル、酒をやめた夫の元に6カ月ぶりに家に戻り、夢のような暖かな家庭を築き始めました。
夫はDVをやめただけではなく、豊かな人間に成長し、妻も夫をモデルとして豊かな人間になる事を願い、本などを読んで、努力しております。
小4と小1の子供たちも安全な家庭環境で成績が上がったそうです。

《事例 2》
別のカップルの場合、同居中は、夫は気に入らない事が有る毎に不機嫌をまき散らしたり、怒鳴る、手を挙げる事が多く有りました。
夫婦でステップに来て6ヶ月、今では夫は全くDVがなくなりました。
妻は、言いたいことが言えるようになり、離婚の思いが無くなりました。
不満をため込む前に話し合う事が出来る様になり、円満な家庭に戻りました。

 

プログラムの特徴

プログラムの目標は、DV被害者を守ることです。
全52回のプログラムとなっており、毎週2時間参加した場合、約1年かかります。ご希望により、プログラム終了後に続けて受講することもできます。
治療やカウンセングではありません。不健全な価値観や考え方に気づき、
思考を変えていくための教育プログラムです。
基本的には選択理論心理学に基づき、人間の欲求充足の方法を学びます。また女性ファシリテーターが、女性やDV被害者の代弁をします。ファシリテーターの助手として男性が入る場合もあります。

プログラムの対象者

DV行動をやめたいと決意している男性又は女性。

ファシリテーターが直接パートナーと連絡を取る事を了承できる方。(電話面談・可)

プログラムの内容

DV行動の大きな要因である、歪んだ考え方、ジェンダーバイアス(社会に決めつけられた男らしさ・女らしさ)に気づいてやめていく学びをします。

そしてDV行動は犯罪であり人権侵害という意識を深めていきます。

相手を自分の思い通りに動かすための手段として、自分自身がDVを選択してきたという事実に気づき、その責任を取る事を目指します。

怒りや不愉快を感じた時には、DVではなく他の方法を使うことを学びます。

選択理論心理学に基づき、人間の欲求充足の方法を考えます。

暴力を用いずに、相手を尊重する対応を身につけます。

目的に応じて、個人面談、夫婦面談、親子面談、被害者面談を行っております。

初めに加害者面談1回とパートナー面談を1回行った後、グループワークを毎週1回・計52回(1年)行います。

プログラムへの参加方法

➡︎こちらをご覧ください

開催日  

加害者更生プログラムは全てZoomでの開催となります。

毎週火曜日

Zoom午後8時〜10​時 

毎週水曜日

Zoom午後1時~3時  

Zoom午後8時〜10​時

毎週木曜日

Zoom午後8時〜10​時

毎週金曜日

Zoom午後8時〜10​時 

毎週土曜日

Zoom午後1時~3時  

Zoom午後4時~6時


毎週日曜日

Zoom午後1時~3時  

Zoom午後4時~6時

 

 (プログラムの内容は9回とも同一内容です。

予約専用電話   

080-5530-8047 

予約専用メール 

step-zoom@c09.itscom.net
 

参加費 :プログラム基本料金


●加害者更生プログラム

(グループワーク)(男・女)

1人1回3,000円/ 2時間 

ご夫婦で参加される場合には1組1回5,000円となります。(参加前に事前支払い)
毎週2時間、52週の参加が基本となります。
(2時間を越えても追加料金は頂きません。) 

★ オンライン(zoom)の場合は、全て事前登録・事前振込払いになります(振込料はご負担ください。)

 

<振込先>

①横浜銀行 新横浜支店 (364)  (支店及び名義名が変更されました)

普通預金:6226080

口座名義:特定非営利活動法人 女性・人権支援センター ステップ

② ゆうちょ銀行(郵便局の口座をお持ちの方)

記号:10250 番号:89714641

口座名義:特定非営利活動法人 女性・人権支援センター ステップ

③ ゆうちょ銀行(他銀行等からお振込の方用)

店名:O二八(ゼロニハチ)

店番:028

預金種目:普通

口座番号:8971464

口座名義:特定非営利活動法人 女性・人権支援センター ステップ

※郵便局の口座をお持ちの方は、パソコンやスマホで決済ができるゆうちょダイレクトの登録が便利です。

ゆうちょダイレクト同士の振込は月5回まで無料となります。

事前の申し込みが必要ですので、詳細はこちらをご覧ください。

https://www.jp-bank.japanpost.jp/direct/pc/sinki/dr_pc_sk_index.html

 


★ 参加費はまとめてお振り込みいただけます。

その場合、返金は致しませんが他の曜日への変更が可能です(要連絡)

その他、個別プログラムに参加される場合の料金

個人面談 10,000円/1.5時間  7,000円/1時間  

夫婦面談 10,000円/1.5時間  

家族面談 10,000円/1.5時間  7,000円/1時間

 当日キャンセルされた場合参加費(全額)が発生いたします。(ご注意ください)

開催場所 

神奈川県橫浜市内の事務所にて。 

JR橫浜線・東神奈川駅より徒歩5分。

(プログラムの参加、面談が決まりましたら詳細な住所等をご案内致します。)

​※現在はZoomのみの開催となっております。


 

お願い   

プログラムや面談の際は、静かな環境の中で話し合っておりますので、   

お子様の同席はご遠慮頂いております。ご理解とご協力をお願い致します。

DV加害者更生プログラム専用窓口

080-5530-8047

 

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